学校のタブレット壊しちゃった!
1人1台iPadやChromebookなどのタブレット端末を毎日の学校の授業などで使うようになりました。
タブレットを落として画面が割れた、昨日まで普通に使えたのに突然反応しなくなった、、、
などなど突然タブレットが壊れてしまうことありますよね。
バレてないから黙っておこう!なんて状態が一番危険!
調子が悪いタブレットをそのまま使っていると、どんどん不具合が悪化して、被害が大きくなってしまうこともあります。
すぐ直すよりも、時間が経ってしまったために、修理代が高くなってしまうこともあるんです。
自分の場合はどれにあてはまるのか、確認してみてください。
学校のタブレットを壊した時、弁償するかどうか、いくら払うかは学校によってルールが違う!
学校で使っているタブレットが壊れて、弁償するかしないかは通っている学校によって違います。
「タブレット壊れても弁償しなくて大丈夫だよ!」の言葉を聞きたかった方、すいません。
そして、「こんな壊れ具合、こんな時なら弁償しなくてOK」なんてはっきりスッキリ一言でお伝え出来ないのです、、、。
後で理由を詳しくお伝えしますが、「タブレットの扱いについてのルール」が学校ごとに違っています。
そのため同じようなタブレットの「落として壊れた、画面割れ・操作不具合」でも、通っている学校により自分でタブレットを弁償するのか、学校側が修理代を出すか対応が変わってきます。
すなわち、壊れた状況を先生に報告・確認してもらい、修理の対応(タブレットを壊した自分で弁償するかどうか)はケースバイケースなんです。
タブレットの修理代を学校側が支払うかどうかは、「壊れた状況と理由」次第
ではどんな時に学校がタブレットの修理をしてくれるのか?
自分が学校のタブレットを壊してしまった時、弁償するかしないかの、とっても重要になってくるテーマが「わざと意図して壊したのかどうか」です。
わざと遊んで壊した→自分で弁償の可能性が高い
わざとじゃない、誤って壊してしまった→修理代がどこが払ってくれる可能性が高い
学校によってはわざとじゃなくても弁償しないといけないこともあるようです。
いや待ってよ、「わざとじゃないなら弁償しなくて良い」ってことじゃないの?ハッキリしないな~
と思いますよね。
そうなんです、ここでも「学校によってタブレット扱いのルールが違う」こともあり、ハッキリと「この時は自分で弁償!この時は学校が修理!」とパターンが分かれていないのです。
なんでこんなルールがばらばらなのか、、、
そもそもタブレットなんて頼んで配ってもらってるわけじゃないし
わざと壊したわけじゃないんだから修理してよ~~~、って思っちゃいますよね。
学校によって修理してくれる基準・ルールがバラバラなことでどうにも分かりにくい。
- 先生が個人的に決めてるの?
- 誰かの意地悪で弁償させられるの?
- お金ないよ!困る!!!
といった方のために「どんな状況で・どんな壊れ方をする」とタブレットの修理代が自分の負担になり弁償することになるかを説明していきます。
※学校側が補償する可能性の有無として、判断の基準をざっくり解説してます。
※最終的な判断は、学校側(学校が加入している保険会社など)によりますので、ご了承ください。
学校側がタブレット修理代を払ってくれる時はどんな時?
タブレットの修理代は学校側が払ってくれない場合、壊してしまった生徒さんのご両親の支払いになります。
では学校側は何をもって修理代を払うか払わないか、決めてるポイントはどこでしょう?
それは「どんなふうにタブレットを扱っていて、いつどこで壊れたのか?」です。
「学校の授業・学習と関係ないところで、わざと壊れるような使い方をしていた」なんて場合は学校側はタブレットの修理代を払わない可能性が高いです。
また「丁寧にいつも扱っていて、授業中たまたま学校の机から落として壊してしまった」時は、学校側が修理代が支払ってくれる可能性が高いです。
細かい話をすると、学校の先生や校長先生のお小遣いで修理しているわけではなく、「学校が入っている保険が対応してくれるかどうか」の問題です。
学校の先生は、タブレット壊しちゃった!と生徒さんから報告をされた後、保険会社あて
生徒がタブレットを壊れちゃいました、タブレットの修理に必要なお金は、保険で用意してもらえますか?
と壊れた状況を改めて伝えて報告する、、、という流れがあります。
そこで保険会社が「学校側に壊れたタブレットの修理代として、お金を払うかどうか」のポイントになってくるのが先ほどお伝えした「壊れた時、どんな使い方をしていたのか」です。
学校のタブレットを弁償するかどうかは基本的に学校が入っている保険による
学校の指導においてタブレットの活用が導入されましたが、そのやり方は地域(地方自治体)によって様々であることが分かりにくいですよね。
個人でタブレットを購入するルールの学校もあれば、学校からのレンタルとして、タブレットを活用している場合もあります。
そのためタブレットの修理にあたり、タブレットの持ち主が誰かなのかによって、問い合わせ先もかわりますし、対応方法も変わってきます。
(学校の先生たちも、いざ「壊れたよ~」と生徒さんに言われて問い合わせる先が学校が加入している保険会社なのか、学校がタブレットを購入したメーカーなのか、レンタル・導入サービスを請け負っている会社なのか様々)
また、学校・自治体により、メーカー保証期間も異なれば、学校が加入している保険も異なるため、同じ壊れた状況であっても学校によって修理代が出る場合と出ない場合があります。
タブレットの壊れた状況次第で学校により弁償するかどうか違うため、都度先生に報告確認が必要!
わざと遊んで壊したなら弁償の可能性高く、わざとじゃない、誤って壊してしまった、なら修理代がどこかしらか出る可能性が高い。
けど、学校によってはわざとじゃなくても修理代自己負担のこともあり。
結局どうゆうこと?と思うかもしれませんが、すべては「学校が加入している保険の内容次第」。
①学校の保険で修理可能か?
②両親の保険で修理可能か?(自分で購入したならメーカー保証も確認)
「わざとじゃない」「学校内」で壊れたパターンは一番修理代を払ってもらえる可能性の高いパターンです。
「学校外の通学中や自宅」で壊れたパターンは、直してくれる学校と出来ないところあり。
明らかにわざとだと思われてしまうような遊びの中で壊れたパターンでも学校の保険によっては出る場合もあるようです。
上記のどれにも当てはまらず、自分で弁償しないといけない場合は、以下で説明するご両親の保険会社等に確認することになります。
壊れた時、どんな使い方をしていたのかの判断について
今までの内容を、改めてざっくりとまとめてみます。
壊れた学校のタブレットを弁償するか判断ポイントは大きく2つ
壊した状況、壊し方がわざとかどうか
- 教室で帰りの支度をしていて、教科書やタブレットをカバンに入れる時に落としちゃった
- 授業中タブレットの操作をしていて、手が滑ってしまった
↑これらは「わざとではない」ので、修理代が学校側から出る可能性が高いです。
↑このような使い方・扱い方していると壊れるのが分かっているのに、あえてやってる→これらはわざとやってるよね、と判断されます。
ちょっと極端ですが、上記のようなケースだといくら先生が保険会社あて「修理代お願いします!」なんて言ってもお金は出ないので、保護者の負担となり弁償する可能性が高いです。
壊した場所は学校内かどうか
↑学校の敷地内で、授業中・学校での学習中の場合は、タブレットを使う本来の目的(そもそも学校のタブレットは学習するための機械だよ!ってところ)と合っているので「間違った使い方はしていない」⇒使ってる本人に問題ない⇒修理代を払ってあげるよ!、となりやすいです。
そのためこのケースでは、自分で弁償せず、学校側が修理してくれる可能性が高い。
↑授業以外、学校以外の場所で、勉強とは違う使い方をしている最中に壊れた場合には、学校の保険を使って修理できず、壊した自分で弁償となる可能性が出てきます。
通学途中に転んだのはわざとではないよ!って場合もあるかと思いますが、ここが分かりにくいですよね。
どんな時に学校側がタブレットの修理代を払ってくれるのか?
学校が修理 | 場所 | 目的(壊し方) | わざと壊していない! |
---|---|---|---|
◎学校が修理する | 学校 | 授業で使っていた | 〇 |
▲学校による | 通学路(学校以外) | 授業のため持ち運び | 〇 |
▲学校による | 家など(学校以外) | 休みの日 | △ |
×弁償の可能性高い | 家など(学校以外) | 遊んでいた | ×(壊れそうな遊び) |
表の一番上の行ケースであれば、おそらく学校側がタブレットの修理代を負担してくれます。
絶対!とは言い切れませんが、修理してくれる可能性が高いです。
問題は学校の外で壊した時、授業以外の場合です。
【学校の管理下】
→学校の先生たちが、指導中である状況なら、壊れた時の責任が学校にある
※どこまでを学校管理下とするかの線引きも、学校により違ってきます。
そもそも「学習のためのタブレット」なので、「勉強以外のタイミングで壊した場合」にどうなるかが、学校が契約している保険の内容によって対応が分かれてきます。
「通学路で転んでタブレットが壊れた」
こちらわざとではないですが、学校内の出来事ではないので、修理代を払ってくれる学校と、弁償をしなければいけない学校で分かれるようです。
「自宅でタブレット壊れた場合も修理代出すよ!」どんな時でも生徒さんが壊しちゃったら直すよ!、って保険の契約なのか
「あくまで授業中しか面倒は見ないよ!」「勉強の時のためのタブレット、、、」って契約だから、それ以外は修理代出さないよ!って保険の契約なのか。
すべては学校が加入している保険次第のようです。
契約した時の学校や自治体の懐事情だったりによるので、後からいくら生徒さんや保護者の方、先生たちが何かをお願いしても、どうにもならなさそう、、、。
できるのはなるべく大切にタブレットを扱ってあげる、くらいでしょうか。
自分で弁償するときに助けてくれるかも?要確認ポイント!
ではもし学校で修理代を支払いしてもらえない時は、どうなるのでしょうか。
以下に入っていれば、タブレットの修理にかかる費用を受け取ることができるかもしれません。
- 学校、PTAで加入案内されたタブレット保険
- 1以外の学校配布タブレット向けの保険
- 家族が入ってる損害保険についている「タブレットが壊れた時の補償」オプション
- メーカーなど
損害保険のオプションで学校のタブレットが壊れた時の補償をつけてるか確認する
学校の先生にタブレットが壊れたことを伝えたら、自分で修理するように言われた、、、
新学期に学校から案内された「タブレット保険」は入ってないし、
家で個別に「タブレット用」の保険にも入ってなかったみたい、弁償する方法他にあるかな?
損害保険のオプションで「物を壊してしまった時の保険」をセットしていることもあります。
オプションついてるって何がついてるのか?を以下から簡単に説明しますが、細かいので読み飛ばしてもOK!
学校のタブレットを「借りてる人」→火災保険など損害保険にオプションついてるかも、、、、
自分でタブレットを「買った人」→買った場所(メーカーさん)等に確認してみてね!
って話をしていきます。
学校のタブレットを「借りてる場合」は受託物賠償保険を確認
「学校のタブレット」は学校の物ですが、授業のために学校側から生徒さんが「借りているもの」となります。
令和5年4月時点、三井住友海上にて扱う火災保険には、「学校のレンタルしたタブレットを壊した時」に修理代を出してくれるするオプション(特約)があります。
三井住友海上の火災保険に入っている場合は、確認してみてください。
【火災保険】学校から貸し出されたタブレットを使用中に誤って落として破損してしまいました。 他人から借りた財物を破損してしまった場合、補償されますか?
アンサーID : 4758
受託物賠償特約をセットされている場合、補償されます。受託物賠償特約は日本国内で他人から預かったり、レンタルしたものを日本国内でこわしてしまい、法律上の損害賠償責任を負った場合などに、持ち主に与えた損害を補償します。詳しい説明は『GK すまいの保険』のパンフレットをご確認ください。
三井住友海上HP https://onl.bz/tBVyAvd
受託物賠償特約
三井住友海上 住まいの保険 パンフレット https://onl.bz/yACYhqs
すべてのご契約にセットできます。
預かり物やレンタル品を壊してしまった場合など、持ち主に与えた損害を補償します(1回の事故につき30万円(注)限度)。
損保ジャパンでは個人賠償責任特約の補償範囲を2020年に広げてくれた(今までは補償対象外だった受託品壊した!等のトラブルも補償になった)のですが、残念ながら「学校のタブレット」は対象外な模様。
子供が学校から借りたタブレット端末を壊してしまった場合、補償されますか?
損保ジャパンHP https://faq.sompo-japan.jp/sumai/faq_detail.html?menu=9100&category=9102&id=80387
いいえ、補償されません。
学校で使うタブレットを「購入した場合」
以下に問い合わせて確認してみましょう。
- メーカー(購入時の保証)
- タブレット導入業者など
メーカーの保証は自然故障による故障のときに、無償で修理してくれることが多いようです。
→自然故障(普通に通常通り使っていたのに、重くなったり劣化して使えなくなった/外部の傷はなし)
メーカーの保証期間は、購入時から期限が決められており、画面割れなど破損は基本的に対応ではありません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「壊したら弁償しなくちゃいけないタブレット持ち歩くの怖いな~」なんて毎日考えるのも辛いですよね。
このページで「学校のタブレットを壊してしまった場合」について解説してきましたが、あくまで「こうなると弁償の可能性が高い!低い!」の目安にしていただければと思います。(自分で判断せずに、ちゃんと学校へお伝えください!)
対応は学校によってケースバイケース。
また、「学校が修理してくれる可能性高いパターン」をこのページではご紹介しましたが、時間が長くたっていると、難しい場合もあります。
「実は数か月前、授業中にタブレット壊して、今使えません、、、」と報告されても
「本当に?家で遊んでたのでは?」と疑われてしまい、「学習のためにわざとではなく壊した」証明をするのが難しくなってしまったりします。
一番大切なのは「壊れたらすぐ伝えること!」。
基本的には、万が一壊れた場合にも以下を守っていると「授業に関係ないことでわざと壊してないよね!」とならないので安心です。
- 学習に関係のない利用をしない
- 先生の指示に従ってタブレットを使用する
- 自分や他人のタブレットをわざと壊したり、長時間他人の目に触れる場所に放置しない
- 勝手に許可なく他人に貸さない
タブレットをまず壊さないように大切に扱う、壊してしまった時はどう対応すべきかを確認しておく、本当に壊してしまったら、時間をかけずに誰かに報告する!、を意識しておくと良いかもしれません。
最新の冷蔵庫やルンバ、ドラム式洗濯機、、、欲しいものははたくさん!
出費を気にせず、ボーナスが自由に使える方法とは?
※学校にて配布・授業にて使用されるタブレット運用については、学校により異なります。詳細は学校までお問い合わせください。
※このページの内容は一般的な例を想定し、概要を簡単に、分かりやすく解説しているものです。実際の事故の支払いについて、保証するものではありません。
●「わざと・意図して」壊した、汚した、等で保険の請求を行うことは「保険金詐欺」です。
・嘘の理由で保険金を請求することは詐欺です
※以下行為はNGです
・わざと物を壊して、壊されたように見せかけて保険金を請求する
・加害者と被害者で話し合って、わざと事故を起こして保険金を請求する
場合によっては、詐欺罪で罰に問われてしまう可能性もあります。